たびろぐ-Life is Art

GO GO KANGO

読んだその日から行動しはじめるキッカケを創ります。

千葉県の某高校野球部監督から聞いた④「セカンドキャリア問題とNPB」

スポンサーリンク
シェアする


こんにちは、完伍(@kangohayashi)です!


先日、千葉県の某高校野球部を訪問し、取材&練習見学してきました。

▼前回までの記事はコチラ
www.ka-ngo.net

www.ka-ngo.net

www.ka-ngo.net


今回は「セカンドキャリア問題」について伺った内容を記事にしています。

NPBの力が必要

NPBとは

一般社団法人日本野球機構(にほんやきゅうきこう、英語: Nippon Professional Baseball Organization、略称:NPB)は、日本プロ野球のセントラル・リーグ及びパシフィック・リーグを統括する元文部科学省スポーツ・青少年局所管の一般社団法人。公益財団法人日本プロスポーツ協会加盟団体。日本国内で「プロ野球」とは、この日本野球機構が統括するものを指す。


完伍:セカンドキャリア問題を解決するために何が必要だとお考えですか?


監督:野球指導がビジネスになんない、できない環境になっていることが問題。
例えば小学校の指導だってボランティアじゃん。だから、指導の質を全体的に上げていくことが難しい。

サッカー界みたいに、指導のプロフェッショナルをたくさん増やすためには、NPBが小学校のチームを作ってくれないとダメかなと思っています。
そのフランチャイズがたくさん増えていけば。


完伍:やっぱりNPBがトップダウンでやってくれないと厳しいですよね。
プロとアマでツリー関係を作るといいますか。
サッカーだと、指導者資格がないとアマチュア選手に教えられないですもんね。


監督:そうそう、そういうルールも必要だし、野球の世界ではアマチュアの人がプロのことを避けすぎている。
僕らはプロ野球選手が思いっきり教えた方がいいと思っているんで。
だからウチは、出入りがすごくある環境ですよ。
社会人やプロの方が遊びに来てくれる。OBじゃなくても。
そういう環境は大切で、あとは小・中学校の子たちをどうするか、その年代の指導をどうやって仕事にしていくかが課題。


現場からのボトムアップで変えていく

完伍:NPBに動いてもらうことが見込めないのなら、やはり指導者の方々で手を取り合って、現状を変えていくことにチャレンジしていきたいですよね。


監督:難しいけど、みんな考えていることですよ。
僕らの世代もみんなどうしたらいいんだろうとすごく考えているので。
高校野球って、子どもたちにとってすごく大事な時期だから、そこで間違った方向にもっていかないように。
矛盾するけど、だから勝たなきゃいけないと自分にはプレッシャーをかけている。


完伍:子どもたちの将来を考えた新しい教育を実践し、なおかつ甲子園出場という結果を残すってことですよね?


監督:監督からのトップダウンで甲子園に出て、それが正しくなっちゃうと良くないと思う。
だからぼくは勉強して、毎年「野球科学研究会」に研究発表をしている。
やっぱり勝てば正しくなっちゃうから。
それは違うんじゃないかってことを自らが作っていかないといけなくて。


完伍:例えば、セカンドキャリア問題の解決方法としてひとつ、高校生のうちから選択の幅をもたせることが大切だと思っていて。
アメリカだと、サマースポーツ・ウインタースポーツと部活を掛け持ちすることがあたり前じゃないですか。
企業に短期インターンができて、そこでやりたいことが明確になれば大学に進学せず高卒で働く選択も取れる。

野球を一生懸命にやっている子どもたちに、野球以外に目を向けてもらう工夫はされていますか?


監督:やりたいなと思うことはいっぱいあります。
ただ、現時点で取り組んでいることはないですね。
その分、面談で進路を決めていく時に、野球ありきではなくて学部ありきで考えるようにしている。
野球でメシを食うって本当に大変だし、野球にだけ目を向けていても叶うものじゃないという話しを日頃からしています。
けど、それと反してプロ野球選手になろうとしてくれと声をかけていますけど。


完伍:やるからには上を目指して欲しいということですよね。


監督:そうそう。ただ、プロ野球選手はある程度勉強ができないとなれないし、なれてもうまくいかない。
だから、テストの結果は毎回チェックします。

野球選手は基本的に勉強できないから。笑
勉強してこなくてokになっちゃうんですよ。
甲子園に出たら大きいから。それだけで勲章になっちゃうから。
そういう環境がセカンドキャリア問題の要因を作っているところもある。


完伍:学校の点数がすべてじゃないですけど、点数を取ろうと工夫したり勉強することで頭の基礎体力がついて、他のことに生かせますもんね。


監督:そう、学校の勉強で訓練しとかないと、自分が壁にぶっかった時に解決方法が見つけらんなくなっちゃう。
もちろんそれは野球にも言えることだから、そういう結びつけで、「上を目指すなら勉強は必要だよ」と子どもたちに伝え続けている。


さいごに

セカンドキャリア問題は本当に根深くて、様々な立場の方々が一緒になって、知恵を絞りあって動き出さないと解決しないと思います。

野球界のトップであるNPBが仕切ってくれたら話早いんですけど、そこのお偉いさんは、「子どもの時から野球一筋で、すべてを野球に捧げてきたからこそプロの世界でも実績を残せた」という方々ばかり。

それが間違いと言いたいわけじゃなく、昔はそれで良かったんでしょう。

ただ、時代の流れを読み考え方をアップデートしていくことが大切だと思うんです。


監督さんは、「自分の周りの指導者もセカンドキャリア問題についてずっと考えている」とおっしゃっていました。

色んなしがらみのある学校で教育イノベーションを起こすことは難しいと思うので、学校で指導にあたられている方々と協力しながら、ボクが学校の外からできることをもっと具体的にしていきます。

クラウドファンディングを立ち上げました

日本一周プロジェクトを精一杯やり切るために、ファンクラブ型(月額課金制)のクラウドファンディングをはじめました。

ボクの思いに共感してくださった方は、ぜひお力を貸してください!


▼プロジェクトページはコチラ
camp-fire.jp